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腰痛の人のベッド選び
腰痛持ちの人は硬いマットレスや布団を選ぶ傾向が強いです。
これは正しくもあり、間違いでもあります。
たしかに柔らかすぎるクッションは腰に負担がかかるのですが、硬すぎるのも考えものです。
ベッドが腰痛に悪いとされる理由は、腰が沈む寝姿勢になりやすいから。
仰向けに寝た時、お尻は全体重の44%もの重さがかかります。
体圧分散を考慮したマットレスはお尻の重さを分散して負担を軽くしますが、
質の悪いマットレスはお尻だけ沈んでしまいます。
敷き布団の場合、床が凹まない限りお尻が沈みません。
しかし寝床が硬すぎても寝姿勢が崩れるので、腰痛に布団が適しているとは言い切れません。
外国でも「腰痛には硬いマットレスが良い」との意見は根強いのですが、
この通説を検証する実験が、2003年にスペインで行われました。
腰痛患者313人を2つのグループに分けて、
1つのグループには現在使っているマットレスより柔らかいマットレスを支給。
もう1つのグループには硬いマットレスを支給しました。
そして3ヵ月後に腰痛の具合を調査したところ、
腰痛が良くなったと答えた人の数は、柔らかいマットレスのグループに多く見られました。
腰痛持ちの人は先入観で硬いマットレスを選ぶ傾向がありますが、最善の選択とは限らないのです。
理想的な寝姿勢を保てるマットレスを探し出すことが、安眠の第一歩です。